ザギンでメンラー…自家製麺伊藤
朝一から東銀座で仕事らしきものをこなし、終わってみれば丁度昼時。
会社に戻る前に軽くラーメンでも食べようと思ったものの、あまり土地勘がないものでスマートフォンなるものを駆使して検索。
「!」
なんと赤羽の自家製麺伊藤が東銀座に支店を出しているではないか!
この店は私にとって、いや、私と会社の後輩(仮にサマー)にとっていわくつきの店なのである。
赤羽の美味しい飲み屋ではしご酒をした後に訪問した時には互いに泥酔しており食べた記憶すらなく、二度目にリベンジした時には泥酔はしていないもののお互いに酩酊状態であることに変わりはなく、美味しく頂いたものの既にお腹も心も満たされた後の締めラーメン。
素面で空腹のこのタイミング、伊藤の神髄をいざ味わおうではないか!
正午過ぎのランチタイム真っ盛り、近隣の九州じゃんがらには長蛇の列が出来ていたのである程度並ぶことは覚悟していたのだが店内ガラガラの肩透かし。
まだこの街にその存在が浸透していないのかな?
肉そば中盛り。
歯切れよくアルデンテに茹でられた中細麺、小麦の薫りのあまり感じられない淡白な味だが個人的には好きな麺。なにより茹で加減はストライクだ。
この麺を天下一品のこってりスープに入れたらさぞや俺好みのラーメンになるだろうなと有り得ない妄想などしてしまう。
この手の麺はスープをあまり吸わないのだけど、濃厚過ぎる煮干しスープには丁度いい。
そして厚切り、薄味、ホロホロ食感の肉も素晴らしい。
ここの主役はあくまでもスープ、肉も麺も主張は弱めなのが丼内のバランスを完璧なものにしている印象だ。
惜しむらくはスープの塩気が強すぎること。
ラーメンに関しては素人ながらも魚料理に関しては職業柄セミプロのワタクシ、ダシを効かせたスープはすべからく薄味にすべしという譲れない拘りがあるのだ。
味薄めオーダーって出来るのかな?
今度機会があれば試してみよう。