一時解除・・・ラーメン二郎新宿歌舞伎町店

会社の後輩伴って、新宿にて打ち合わせ。
 
つつがなく終了すると時刻は午後2時。
 
メシでも食ってから戻りましょう。
 
ところでその後輩は福岡出身、中途で福岡採用、数年前に異動で東京に来たのが初めて福岡以外に住居を構えたという生粋の九州人。
 
東京生まれ、東京育ち、東京在住の俺だが、熊本出身の父と鹿児島出身の母を持ち、小学生時代は一年おきに夏休みの大半を九州で過ごしていた俺は九州人に甘い。
 
東京には美味しい博多ラーメンが少ないとお嘆きの後輩に、東京ラーメンは何か食ったかと尋ねると「東京発のラーメン」というものがこの世にあることを知らない模様。
貴様も細麺原理主義か?
 
という訳で東京ラーメンの恐ろしい洗礼を受けさせる為に歌舞伎町二郎に強制連行!
 
ただ今体重がレッドゾーンにつき禁二郎生活中の身ではあるが、場合が場合である。

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「豚入り」とは言わずに「チャーシュー」という時点で二郎スピリットの微妙さを感じさせる新宿歌舞伎町店の一杯、勿論二郎であることには違いないのだが久々の一杯であればもっと相応しい店があったのになあ。
薄い豚、細い麺、少なめの量(いずれも二郎標準比)、酸味の強いスープ、う~ん悪くはないけど良くもない。
 
早々に完食し丼をカウンターに上げると、隣で後輩が鬼の形相でまだラーメンと格闘していた。
 
「いや~、とんでもない量ですね!」
 
店を出て開口一番に後輩はこう言った。
 
君は神髄には触れていない。神髄の一端に辛うじて触れただけなんだ。
 
ここは地獄の入り口。
 
ここから垂直且つ深淵に地獄へ突き進んで欲しいとの願いを込め、俺は無言で頷いたのだった。