ベクトル・・・銀座「天龍」

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銀座で2時から打合せ。
そしたら早めに出向いて先に昼食を済ませよう。

博多ラーメンの山ちゃんが頭を過るも、打合せ場所から遠いので却下、少し迷ってから結局定番の天龍へ。

小振り、薄皮、野菜タップリという我が家の餃子が当然俺のスタンダードであり、ここ天龍の餃子は俺の好みとベクトルが180度異なる訳だが、圧倒的な存在感と相俟って認めざるを得ない説得力がある。
幼い頃から一貫して最も思い入れのある料理が餃子であり、かつては最近の我が国の右傾化など比較にもならないほどに餃子に関してはコンサバティブな価値観を持っていたのだが、最近は餃子の多様性を認める程には大人になってきた。

人はこれを成長と呼ぶ。

ところでワイン飲みなら誰しも料理とのマリアージュを意識するであろう。

餃子に関してはマリアージュもクソもなく、とにかくビールが無くては始まらないのだが、直後に大事な打ち合わせを控えていた俺は、当然泣く泣くビールをスルーせざるを得なかった。

ポテト抜きのハンバーガー、
醤油のない刺身、
ジョン・レノンのいないビートルズ

どうだ、おぞましいだろう?

ビールの飲めない情況では、金輪際餃子は食べまいと心に誓って店を出た。