続easy fishing…8/26金谷「光進丸」

“解禁”とか“開幕”という言葉に弱いのは、釣り人の性であろう。
 
そのようにして実感する季節感を、“釣り人の特権”として捉える向きが多いからである。
 
ご多分に漏れず俺もこの言葉に弱く、それが故に開幕二日目の金谷カワハギ船に睡眠不足をおしてまで乗船してしまったのである。
 
開幕初日はなんと6隻出し(!)という大盛況で、尚且つトップ70枚という大爆釣と、正に開幕を祝うに相応しいお祭り状態だったようだが、二日目のこの日は1隻に14名乗船という極々普通の感じであった。
 
金谷沖はべた凪ではあったが、時折遥か遠くに位置する爆弾台風15号の影響で周期の長いウネリが入り込む状況。
宙釣りはやり難い場面もあったが、釣りには概ね影響がなかった。
 
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航程5分の港前から開始、しかしウネリの影響か潮は濁り気味でカワハギの活性はイマイチ。
しかし外道は異様に元気。
外道をかわす為に底から1mオモリを切ってもベラが食いついてくる始末だ。
 
それでも時折本命のアタリがあり、ポツリ・ポツリとは釣れる。
 
しかし前日の大爆釣の記憶新しい船長は納得できないようで、次と次とポイントを変えていく。
 
 
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開始2時間でツ抜け。
 
これは冷静に考えてみればカワハギ釣りとしては上々の部類に入る釣果と言えるが、船長が「渋い、渋い」と言うものだから、なんとなく釣れていない気になってくる。
全体的に型も良いし、既に食べるには充分なんですけど…。
 
途中何箇所か空振りのポイントもあったり、全く釣れない時間帯もあったりしたが、その後も概ね似たようなペースで釣れ続けていた。
“工夫しながら手強い相手を攻略していくこと”こそがカワハギ釣りの醍醐味であり、そういう意味では個人的には理想の展開であった。
 
ラスト1時間を除いては・・・。
 
【釣果】
6時45分出船、14時15分沖揚がり
カワハギ30枚
 
【タックル】
ロッド:DAIWAメタリア・カワハギ180M
リール:Abu Garcia Salty Stage REVO BJ-L
ライン:PE1号
 
【本日の総括】
ラスト1時間、潮が流れてくるとカワハギの活性は急激に上昇した。
俺もたて続けに8枚釣ったところでエサが無くなり、しかし既に充分過ぎる程に釣ってお腹が一杯だったので、追加でエサを購入する事無く一足早く納竿した。
 
釣果は実に30枚。
桶で泳ぐ元気な魚は片っ端から放流したが、それでも持ち帰りは実に22枚。
充分過ぎる釣果である。
 
船中も11~39枚、二番手37枚と絶好調、改めて金谷沖の魚影の濃さには驚いた。
 
しかし釣れなきゃ釣れないで文句を言うくせに、釣れ過ぎたら釣れ過ぎたで面白くないと文句を言う我が儘な釣り師が俺という存在なのである。
 
ああいう入れ食い状態というのは、カワハギ釣りにあるまじきことだと思うのだ。
 
そんな訳で次回の金谷釣行は、ボウズが続いて心が傷ついた時にしようかなと思う次第である。