チュー出来ない・・・12/4羽田かみや

爆弾低気圧は西の海域へと去ったが置き土産の北西強風が残っていた日曜日。

しかし徐々に凪る予報だったので沖へと繰り出すことに迷いは無い。

狙いはまたしても、またしてもカワハギ。
短期間に集中してここまで同一種目を続けるのはアオリのデビュー当時以来だが、あの時はアオリぐらいしかやったことがなかったので今とは事情が異なる。
どうしちまったんだろう、俺?
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出船!快晴!富士山!

何の考えも無しに右舷ミヨシの釣座をとってしまったが、現着してみれば竹岡沖は波・風ともに酷く、ミヨシは激しい上下動で遊園地のアトラクション状態。まあ当然と言えば当然であり、迂闊であった。宙釣りはおろかテンションゼロすら出来ない悲惨な状況に陥った。

アタリは殆どわからない。仕掛けを止めておくこともままならない。
当然宙釣りなど出来る訳がない。

しかし『チューが出来ない、チューが出来ない』と心の中で苦々しく思っていると、それは事に及ぶどころかその遥か前段のキスすら出来ずにやり場のない青き性衝動を抱えていた少年時代の生き地獄のような心持ちになってくる。

嗚呼、嗚呼。僕はチューすらも出来ず、只の一枚たりとも釣れないのだ。
悶々。

気が付けば11時までに僅か1枚しか釣れていないという緊急事態へと発展していた!おお、神よ!凪るか釣座を変えるかしてくれ給え!

すると祈りが通じたのかその後急速に凪てきて、昼前にはベタベタのベタ凪という絶好のコンディションになった。

ここで満を持してニュー・タックルにチェンジ。
深場での宙釣り用に購入した極鋭1454AIRの登場だ!

水深はさほど深くなく、潮流れもさほど速くなく、オモリは25号で充分。
つまりは従来のタックルでなんら問題ない状況ではあるが、やはりニュー・タックルは使ってみたい!そして獲物を釣ることでしか竿とリールに入魂は出来ないのだ。
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これだけ凪ればミヨシでも問題なく宙釣り可能だ。

海が落ち着いたことで仕掛けをスムーズに操作出来るようになり、徐々にアタリが出始めた。
宙で誘ってアタリを感じ掛けにいく、思い通りの釣りが出来るようになってポツポツ本命が釣れ始めた。
しかし繊細なカワハギ釣り、竿を変えるとアタリの出方やアワセ方も異なる感じで結構巻き上げバラシも多発。
硬い竿は当然柔らかい竿に比べればショック・アブソーバーの機能は低く、バラサない為のコツがあるのかもしれない。

後半の3時間でバラシながらもなんとか15枚を釣り上げ、前半の危機を乗り越え形にはなった。

しかしニュー・ロッドにはもう少し慣れが必要なようで、、、あれ?じゃあまたカワハギを釣りに行かないといけないのか!?

【釣果】
7時30分出船、14時50分沖揚がり
カワハギ16枚(外道:ベラ、トラギス)

【タックル】
ロッド:DAIWA メタリア・カワハギ 180M 
リール:Abu Garcia Salty Stage REVO BJ-L
ライン:PE1号

ロッド:DAIWA 極鋭カワハギ 1454AIR 
リール:SHIMANO スコーピオンXT1501-7
ライン:PE0.8号

【本日の総括】
食べて旨いカワハギだけど、毎週食べてりゃ有難みは薄れる。
しかしまだまだ俺には学ばなければいけないことが多々あるようで、カワハギ修行は当分止められそうもない気配である。

バラシの原因も幾つか思い当たることがあったが、技術的ではない面ではっきり悟ったのは、竿がガチガチで弾性が低い為に魚の引きをいなせず、ちょっと型の良いのが掛かると細軸フックでは簡単に伸ばされてしまうということだ。

これは次回パワー系のフックを用い、ドラグをやや緩めに設定することで対処してみようと思う。

あれ?なんかヤル気満々だな、俺…。

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カワハギの味噌汁、旨し!