緊急夏休み・・・9/7羽田「かみや」

台風、休日出勤、バンド活動と土日に釣り疎外要因が重なり沖へ繰り出す予定が立てられないでいた。

よろしくない。

ストレスは知らぬ間に精神を蝕み、仕事に集中出来なくなってしまうかもしれない。
集中力を欠いた仕事は往々にしてミスを誘発しやすい。このままでは職場の平和を乱し、ひいては人類の平和をも乱しかねない惨劇が起こらないとも限らない。

そんな訳で世界の平和の為、率先して緊急夏休みを取得して羽田かみやのタチウオ船に乗ることにした。

平日だからさぞや空いてるかと思いきや、10名乗船とそこそこの混雑。右舷ミヨシ二番手に釣座を構えたが、周りをよく見渡すとジギンガーは俺含めて僅か二人!(隣のジギンガーも直ぐに餌釣りに変えてしまったが・・・)
水深は80m程まで深くなっているというし、オマツリ地獄が予想されてテンションは実釣開始前から下降気味だ。
イメージ 1

かみやの桟橋。前週の台風の影響で水色は土茶濁りだ。

1時間弱の航行で観音崎沖のポイントに到着すると(そう、八景からならすぐの観音崎も羽田からだと遠いのだ。)船団はバラけ気味。
タチウオの群れは固まっていないようだ。

水深は60m。下から5~15mのところに反応があるとのアナウンスがあって実釣開始!

・・・。

ポツン。

・・・。

ポツン。

地味~~~な釣れ方。アタリも極端に少ない。
しかもジギンガーは俺一人なのでアタリ・カラーやアタリ・パターンやジグでのヒット・ゾーンを全て一人で探せばならない。
割と孤独な闘いだ。

しかもオマツリなんてお互い様って感じなのだが、俺以外が全て餌釣り師となるとオマツリしちゃうと完全に“俺のせい”という空気が船上を支配する。多勢に無勢というか、なんとなく分が悪いのだ。
だからジグが流されないようにこまめにジグを回収し、キャストしてジグを入れ直してオマツリを避ける努力をする。
水深は60m、ジグウェイトは120g、手返しは悪いし体力も精神力も要求される。
なかなかタフな釣りになってきた。

我慢してればそのうち時合もくるさと黙々とジャークを続けていたが、全く盛り上がらないまま刻々と時は過ぎていった。

バラシもそこそこあったがこの日はアタリ自体が極端に少ない感じで結局8本でフィニッシュ。
見ている限りでは右舷側の俺以外の4人もあまり釣れていないようだったし、タチウオが少なかったのかなぁ~と思っていたのだが…。
イメージ 2

飛行機の離着陸が間近に見れるところもかみやの特徴。そのスジのマニアな方には堪らない光景だ。

【釣果】
7時出船、14時30分沖揚がり
タチウオ8本

【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号、先糸フロロ40lb

ロッド:TENRYU OCEANIA OC581B-4
リール:Abu Garcia Salty Stage REVO BJ-L
ライン:PE1号、リーダー:フロロ5号、先糸フロロ40lb

【本日の総括】
帰宅後に釣果を確認してビックリ!

かみやの釣果欄は毎日釣座ごとに釣果を明記してくれる親切なページなのだが、そこで本日の釣果を見てみると…

右舷5人の釣果はミヨシから1本、8本(俺)、2本、3本、2本。

うん、確かにそんな感じだった。これで終われば『渋い中よく釣ったぜ、ヒヒヒ。』とほくそえむところなのだが、左舷5人の釣果はミヨシから1本、1本、22本!、12本!、11本!

おいおい、ツ抜け3人も居る上に頭は20本超えてるじゃん!

魚はいないことはなかったのだ。いたはずの魚をヤル気にさせることが出来なかった、己の力の無さを恥じよう。

ちなみにこの日は指4本クラスがメインでタチウオの型自体は一時よりかなり良くなってきた。

10mの浅場よりは80mの深場からタチウオを引き摺り出したいマゾヒスト系ジギンガーの俺にとってはこれからがシーズン本番、次は快心の釣りをしたいところだ。