新規開拓・・・渋谷「はがくれ」

渋谷で5時半に仕事が終わり、急ぎの仕事があるわけでもないので会社に戻る気も起きず、世界はいつ終わるとも知れない不安定な状況が続いているので、この機会に世界で一番好きな赤羽のモツ焼き屋に行こうかなとも思ったが、限りある人生なら気になる未訪問店に行くことが大事かもしれないなと思い直し、渋谷二丁目のモツ焼き屋「はがくれ」へ行ってみることにした。


2階へと続く細く急な階段を登り店の扉を開けると、平野レミに顔も声も慌ただしさもよく似た女将さんらしき方がカウンター席に案内してくれた。

まずは瓶ビール、一緒にお通しが2品運ばれてきた。

壁に貼られたメニューを見る。
すると“刺身各種、800円”とある。
800円?
「すいません、刺身って相当量が多いのですか?」
とカウンター越しにマスターに問い掛けた。
すると、
「いや、一品だったらそんなに多くないですよ。」
との答え。

コスト・パフォーマンスは悪いのかも知れないけど、折角なら刺身を食ってみたい。
じゃあレバ刺しを。

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「え?」
大振りな小鉢に串10本分くらいのレバーが!
“そんなに多くないですよ”という表現は明らかにおかしいと思うのだが…。
そしてインパクトは量だけではなく、予め自家製のタレがかけられた上に卵黄がトッピングされていて、まるでユッケのような見た目の相当オリジナリティの高いレバ刺しに仕上がっている。

食べる前にその“普通でない感じ”に圧倒されてしまったのだが、恐る恐る食べてみると…。

「!!!」

…旨い。

臭みが全く無い上に、切断面がピシっとエッジがたっていて、しかも歯ごたえがいい。
ヤバイ、これは極上のレバーである。

量は多くてもあまりに旨いのでスルスルと入っていく。

こうなりゃ焼き物も頼むしかない!

で、テッポウ、カシラ、ナンコツを。

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写真だと本当に大きさが伝わり難いが、カレーライスを盛るに丁度いいくらいの皿に載せて供されるテッポウの大きさにまずビックリ。
しかしそれ以上に驚いたのはテッポウの柔らかさと甘さだ!
間違いなく我がテッポウ史上最高の一品、テッポウ観が変わるほどの衝撃を受けた。

この後出て来たカシラもナンコツも勿論旨かったのだが、一本一本がとにかく大きくて腹が膨れてしまいここでギブアップ。


いや、参りました。
本当に旨かった。

一品一品がとにかくでかいので、ここは4人ぐらいで訪問するのが適している店だと言えよう。

こりゃ肉仲間を誘って再訪必至だな。