短期決戦・・・9/26太田屋

台風一過の日曜日。
これは沖に出ない訳にはいかない。

ちょっとした事情があって半日船の方が望ましかったので、マイ船宿ポートフォリオの中から金沢八景太田屋の午前タチウオ船をチョイス。
八景からならポイントの観音崎まで近いから半日船でも実釣時間はそこそこ長いし、2~3本も釣ればオカズはバッチリだし、欲張らずに軽い気分で臨もう!

6時に船宿に到着すると先行者は5人、最終的には7人での出船となった。この人数であれば餌釣り・ルアー釣りの混成船でもオマツリの心配は少ない(と思ったが結果的には結構オマツリした)。

定時の7時を5分程遅れて出港した船は、一路観音崎沖を目指す。
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低い雲が垂れ込め、欧州的に寒々しい朝。以前旅したアイルランドの港町を思い出した。

30分程の航程で観音崎沖に着いてみれば、先行しているタチウオ船団はバラケ気味。
群れが固まらずに散っているのか?
暫く反応を探索した後に合図があって実釣開始!
水深は60m前後で下浦の深場を体験した身には浅くすら思えてしまう。
程無くして「1人巻いたよ。もう1人巻いてる。」と船長から威勢のいいアナウンス。
周りを見渡せば、右舷側では俺を除く3人が次々と本命を上げていた!なんで俺のジグだけスルーするのだ、タチウオよ!
1人だけ蚊帳の外、何かと悲観的な本厄41歳の俺は『まさかこのままボウズだったりして…』と開始10分にして絶望的な思いに捉われ始めていた。
“ドンッ!”
“キタ―――――――!!!”
な~んちゃって。
次の流しでアッサリ本命ゲット、急にオプティミストに変身しちゃった!
「シケ後だからちょっと心配してたけど、早くも全員釣れましたね~。良かった。」と直後に船長からアナウンス。そうか、船長も心配してたんだ。

群れの規模が小さく、更に移動も早いようで船は何度も流し変えた。
空振りもあったけど、流し変えた直後に船中で誰かしらが釣るような展開が続き、俺にもポツポツとアタリがあった。
開始1時間で俺のクーラーには5本のタチウオが収まっていた。悪くない。
こりゃ~半日船でツ抜けしちゃうかな?
などと欲をかいたような事を考えてたら、次の獲物は抜き上げた瞬間にフックアウトしてしまった。
まあいいや、1本ぐらい直ぐに挽回できるさ。
しかし次の獲物は抜き上げた際に魚体が船縁に当たり、その拍子にフックが外れて海に落ちてしまった。

「…。」

マッタク、余計な皮算用などするものではない。
しかも、2本連続の抜き上げバラシを最後に、俺の竿からは完璧にアタリが消えてしまったのであった。

…。

……。

………。

「え~、今10時半、11時になったら上がって行きますから。」と沖上がりが近いことを告げるアナウンスがあった。いつの間にか釣れないまま随分時間が経っていたのだ。
ヤバイ!最後にバラシて終わるのだけはなんとか避けたい!
そういえば定番の紫のジグを今日はまだ一度たりとも使っていなかった事に気が付き、ここでルアーをチェンジ。
するとその直後、
“DON!”
この日の最小サイズではあったが、何とか1本追加!
そしてそのまま沖上がり時刻を迎えた。

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帰港の途中、野毛屋第二忠丸と遭遇。キャプテン勇治に見つかりませんように…。


【釣果】
7時出船、11時沖揚がり
タチウオ 6本

【タックル】
ロッド:TENRYU OCEANIA OC581B-4
リール:Abu Garcia Salty Stage REVO BJ-L
ライン:PE1号、リーダー:フロロ6号、先糸フロロ40lb

【本日の総括】
悔しいバラシが続き、沈黙の時間帯も長く、なんか悪いイメージが残っていたのだが、冷静に考えてみれば前回は1日船に乗って6本、今日は半日で6本、船中釣果も2~8本だったとのことで、上出来じゃないですか!
昼過ぎには自宅に帰れ、洗濯して掃除してシャワー浴びて魚の下拵えしてブログまで更新しちゃってもまだ夕方、たまには半日船もイイなあ、と思った次第。

では今からタチウオ料理に取り掛かるとしよう。