敬老の日・・・4/30野毛屋

暦の上では平日であるが、釣り歴四十余年を誇るちょいワルH氏(62)と、己の幸福のみをただひたすらに追求する生き様を貫くめちゃワルI氏(59)、弊社を代表する二人のアラカン・アングラーにとっては4月30日など会社に行く気はさらさら無いのであった。


前日に休日出勤だった俺もこの日に代休を取得、そんな訳で大人の休日に若輩者の俺も混ぜてもらい、乗り込んだのは野毛屋第一忠丸!

意外なことに釣り歴四十余年を誇るちょいワル氏でもフグのカットウ釣りをやったことがないらしく、半年ほど前にめちゃワル氏に誘われるがままフグ釣り道具一式を購入したのだが、直後にギックリ腰を発症して釣りから遠ざかっていた為にこの日がちょいワル氏のタックルの筆卸となった。

さて、本来であれば平日であるこの日、当然船は空いていてしかるべきなのだが、前日13-40尾と全員ツ抜けの大爆釣劇が演じられたことを受け、17人ものアングラーが集まった。
もう、みんなゲンキンなんだからぁ…。

我々は右舷の胴の間に三人並んで釣座を確保したのだが、どういう訳かこの日は右舷側に11人、左舷側に6人と非常にアンバランスな客の配置となった。

大貫沖のポイントへ到着してみれば、猛烈な下げ潮が流れていた。
そして心配した通り、頻発するオマツリ!
アンカーを下ろした船から投下されるラインはほぼ真横にカッ飛ぶ有様、そして俺の右隣のアングラーが良型のフグをかけると、取り込むまでに走り回って3人同時にオマツリ、見かねた船長がライン解きを手伝ってくれた。

・・・。

釣りにならねえ!

堪りかねた俺は船長に断り、左舷のミヨシへと移動させてもらった。
(俺の動きをみためちゃワル氏も後に続いて左舷側へ移動しようとしたら、船長にマイクで怒られていた(笑)。)

しかしこの移動も決して正解だったわけではなかった。

左舷に陣取ると猛烈な下げ潮がラインを船の真下に流して行く。
水深10m程に仕掛けを着底させしゃくっていると、ラインはドンドン船の下へ入って行く。
その度にちょっとずつラインを出して行くのだが、3分もすると着底してから実にラインを5mもだしていたりする。
これじゃ、俺の仕掛けは船を超えて右舷側に出ているのでは!?

そんな訳でこまめに仕掛けを入れなおさざるを得ない。

その影響か、左舷側では大トモの常連さんを除くと全く魚が上がっておらず、ポツポツ釣れるのは全て右舷側だった。

それでも潮流れが緩くなった10時から11時の1時間でショウサイフグ2尾とアカメ1尾をゲットしなんとかおかず確保は成功!
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アカメはなかなか良いサイズだった。

『上げ潮に変わればラインが船の下に流されなくなるだろう』
と潮変わりに期待したのだが、上げ潮が流れ始めると同時に北風は南西風に変わり船の向きが真逆に、またしてもラインは船の下へと流されるようになってしまった!

しかも南西風は徐々に強まりいつしか暴風へ、大型船の第一忠丸もミヨシから潮を被り船はドッタン・バッタン、その後何も釣れぬまま、そして写真を撮る余裕もないまま2時40分沖揚がりとなった。

【釣果】
7時15分出船、14時40分沖あがり
ショウサイフグ2、アカメ1尾

【タックル】
ロッド:マニアス・フグリミテッド170
リール:カルカッタ・コンクエスト301F
ライン:PE1号

【本日の総括】
ちょいワル氏3尾、めちゃワル氏ショウサイ1尾のトラフグ(!)1尾、皆揃って撃沈気味だった。
今日こそツ抜けしてフルコースを楽しもうと思ったのになあ…。

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さて、帰宅すると早速調理に取り掛かる。


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アカメは刺身(薄造りとブツ切り)で、

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ショウサイは焼いてみた。

いずれも旨い!

常に釣りロマンを求めていても疲れちゃうし、オジサンの趣味としては食べて美味しい魚を狙うというのもアリだ。
次こそツ抜け!そして白子持ちゲットといきたいところなのだが・・・。