東京湾アオリイカ釣り納め・・・4/18野毛屋

4月25日をもって今シーズンのアオリ船の終了を宣言した野毛屋釣船店。

それでは最後にもう一度乗りましょうとDDVセンパイに誘われ、今シーズン最後のアオリ狩りに出掛けた。

潮と風向きからトモが有利なことは明白、俺はいつもより気持ち早目の5時40分に船宿に到着した。
先週も客2人だったし大ドモが取れるかも、なんて軽く思っていたら、

「!!!」

先行者なんと11名!
シケが続いて久々の釣り日和となったこと、そして翌週でのアオリ終了宣言も相俟って多くの猛者シャクリストどもが集まったようだ。

結局総勢16人、俺の釣座は左舷のトモから数えて4番目、DDVセンパイの釣座は左舷のミヨシから数えて4番目、我々は完璧など真ん中に位置どってしまった。
う~ん、苦戦は必至だなあ・・・。

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今期最終戦の先発メンバーはこんな感じ。

この日は東京湾観音南の竹岡沖からスタート。
指示タナは18mから始まって徐々に浅くなる。

「1人巻いてるよ!」
開始早々いきなりキャプテン勇治のアナウンス、そして左舷トモでいきなり本命があがった!

ここから怒涛のモーニング・スペシャが始まった。

次の流しでも本命が上がった!

その次の流しでも本命が上がった!!。

更に次の流しでいきなりDDVセンパイの竿が曲がった!!!
上がってきたのはアオリではなかったけど大きなマルイカ、こんな水深の浅いところにもうマルイカが入ってきていたのか!

そしてその次の流し。

「あ、1人のった!もうひとりキタ!また、キタ!おおっとキタ!6人だ、6人同時にのったよ!」興奮しまくりの船長のアナウンス、しかも船はトモ側に流れているのにミヨシの方からノリ始めたのだ。
何事が起こったのかとキョロキョロしていたら、
“ドンッ!”
“俺にもキターーーーー!!!!!!!”
「な~んだ、ゴマイカばっかりだよ。全部アオリだったら凄かったのによお!」
と船長、ということは俺のエギにのってるのもゴマイカか?やたら引くけど。

中オモリを掴みハリスを手繰る。すると!姿を現したのは予想に反して本命のアオリだった!

しかしサイズはノッコミ・ポイントにしては小振りな目測6~700gってトコか?
こんなサイズが混じるなら、まだまだアオリいけるんじゃないか?という気がしないでもない。
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それ以降も流し変える度に本命が1杯ずつ上がり続けた。
気が付けば朝の一流し目から空振りがなく、
10時の時点で早くもアオリは船中9杯に達した。しかも何故かイカが満遍なくまわり、9人9杯の不思議。更に外道のマルイカとゴマイカを勘定に入れると、既に16人中14人がイカを釣っているという!
う~ん、今日のキャプテン勇治は冴えているというか、神がかってすらいる。

「潮色が良くなったから深いところでもノルかもしれねえなあ。」
船長は船を三浦半島側へ走らせ、指示タナ38mのポイントを攻めた。

しかしこれは失敗、この辺を何度流し変えても外道すら全くのらなかった。マルイカぐらい釣れても良さそうなのに。

船は再び竹岡沖の浅場へと戻った。
しかし潮流れが緩くなったわけではないものの、怒涛のラッシュは終了しており、たま~に本命が顔を出したが16本の竿は空シャクリを繰り返すのみだった。


11時過ぎ、竹岡の浅場に見切りをつけた船は剣崎沖へと大きく移動を開始。

剣崎の潮は竹岡以上に青く、澄んでいた。
そして巨大なイワシの群れが入ったようでそこかしこで凄まじい鳥山がたち、さながらヒッチコック状態!
なんか釣れる気がムンムンだ。

竹岡沖に比べると指示タナは深いが、船長曰くここが剣崎沖唯一のノッコミ・ポイント、更に時に2kgオーバーの良型も飛び出すのだとか。

俺は釣り納めに相応しく、数より型を狙おうと4.5号のエギ1本で攻めた。
潮流れは徐々に緩くなり、ただでさえ不利な胴の間で釣るには相応の努力ってモンが必要、俺はとにかく短い間隔でしゃくりまくった。

“ドンっ!”
“報われたああああああああ!!!!!!!”
竿はフルベンド、ズッシリ重いこの引きは紛うかたなきアオリのそれだが・・・。

目測1kg、型は悪くないが、なにしろ今日は釣り納め、もっとデカイの欲しいのよ~~~!

「おかしいな、剣崎でアオリ狙ってる船はないし、ノッコミはここだけなんだからもっと数釣れていいのにヨオ。」と船長。
俺の他に左舷トモ2番手で1杯上がったのみで、凄まじい鳥山に反してイカからのコンタクトは余りに少ない。

上げ潮を求めて最後は下浦沖へと移動した第二忠丸ではあったが、ここでは外道すらのらずに大苦戦、そしてそのまま3時30分に沖揚がりとなった。
と同時に俺とDDVセンパイにとってこれで今シーズンの東京湾アオリが終了した。


【釣果】
7時15分出船、15時30分沖揚がり
アオリイカ2杯

【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:スピードマスター201
ライン:PE2号、ハリス:フロロ5号5m

【ヒット・ルアー】
YO-ZURIマーブル・サクラダイ4.5号

【本日の総括】
2回連続本命ボウズから始まった今シーズンの東京湾アオリではあったが、後半は安定して顔を見れたし、ホテル宿泊券を2回ももらっちゃたりと、終わってみれば楽しい思い出がいっぱい。

沖釣り2年生だけど、今期も良いシーズンだったな。

唯一の心残りはアオリ・タックルを揃えた我等がバンドのギタリスト、fIVEさんが本命を釣ることのないままシーズンを追えてしまったこと。
懲りずに来期また頑張りましょう!

今期は是が非でも2キロ・オーバーを釣りたかったがそれは叶わなかった。

しかし相模湾で乗り合いを出してる船宿がまだあるので、しぶとく狙っていこう。

さあ、野毛屋は真鯛とフグの白子シーズン、アオリは終わっても俺の八景参詣は続きますよ!

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ゲソとエンペラとチンゲンサイオイスターソース炒め。イカのストックはまだあり、食べ納めはもう少し先だ。