バースデー釣行・・・2/20野毛屋

この日めでたく61歳になる船長が“イカの五目釣りで船中61杯を目指す”というので目標達成のお手伝いの為、俺はDDVセンパイ、弊社のアラカン・アングラー・めちゃワルI氏と共に野毛屋第二忠丸に乗り込んだ。

前週と打って変わって晴天、気温も高めで風はそよそよの絶好の釣り日和、走行中も我々はキャビンには入らずひなたぼっこしながら船上でノンビリと過ごした。
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三浦半島寄りを航行していたので鴨居沖からスタートするものだと思っていたが船は鴨居をあっさりスルー、更に久里浜も三浦もスルーして一気に剣崎まで南下した。

剣崎沖の潮は真っ青に澄んでおり、おまけにこの日は小潮。どうやら厳しい闘いになりそうだ。
しかし仕掛けを投入すると、小潮の割には結構早い下げ潮が流れており、ラインが大きく煽られた。これは期待出来なくもないか?

・・・。

「一人巻いたよ!」
イカのヒットを告げるキャプテン勇治のアナウンスがこの日初めて流れたのは9時頃のことだった。誰に掛かったのかキョロキョロ見回すと、俺の真後ろ左舷トモ二番手のDDVセンパイの竿がしなっていた!
上がってきたのはこの時期にしては小振りながらも本命のアオリ、船中1号は、そしてキャプテン勇治61歳1号はDDVセンパイが釣り上げた!

そしてその10分後、
“ドンッ!”
“キタアアア~~~~~!!!”
今度は俺のエギにのった!一瞬根掛かりかと勘違いするような強烈な引きは間違いなくアオリ、しかも良型だ!
ガッチリ掛かっていたので余裕のランディング、目測1キロの綺麗なアオリをキャッチ。

その後もイカは拾い釣りの様相、同じ流しで連チャンすることはなかった。

中乗りエストシ君が1杯乗せたが海面でバラシ、次いでDDVセンパイが同じエギで同じようなサイズのアオリを上げて2杯目、暫くの後右舷トモで良型が、その後左舷トモでかなりの良型、中乗りエストシ君も今度はキッチリ1.2kgをキャッチ、取り残されてやけ酒モードでビールを飲み始めためちゃワル氏がビールを飲み終えた途端に“ドンッ!”と良型。(しかしポパイにおけるほうれん草の如く、ビールを飲んだこの人は滅法強い。何故だ?)キャプテン勇治の操船の妙か、渋いながらも上手い具合に全体的にイカが廻りこの時点で8人中6人が本命キャッチに成功した。

剣崎を起点に徐々に北上しながらアオリを探っていた第二忠丸、潮が緩くなってくると鴨居~観音崎の水深60m前後の深場へと移動して外道狙いに切り替えた。

するとこの作戦がハマリ、船中バタバタっとマルイカスルメイカが上がった!
しかし中オモリ10号でこの水深、この日PE3号を使っていためちゃワル氏のラインは大きく流され俺とオマツリ頻発、折角のチャンスタイムにライン解きとハリスの作り直しに時間を割かれて完全に乗り遅れてしまった!
それでもなんとかマルイカ1杯をキャッチしてフィニッシュ。

アオリは船中7杯、外道も合計10杯前後と目標の61杯には遠く及ばなかったが、小潮周りの澄み潮ピーカンという厳しい条件の中、全員イカを持ち帰れたから良しと言えるのでは?

船長におめでとうを言い、ちょっとしたプレゼントを渡してから船を降りた。
益々のご健勝を祈念しながら・・・。

【釣果】
7時15分出船、16時沖揚がり

【タックル】
ロッド:マニアス・アオリスペシャル350
リール:スピードマスター201
ライン:PE2号、ハリス:フロロ6号

【ヒット・ルアー】
YOZURIブロンズ・ゴールド4号
YAMASHITAキューセン4号(マルイカ)

【本日の総括】
バースデー・サービスということなのか、この日いつもより長い4時近くまで延長戦を敢行したキャプテン、その結果全員が何らかのイカを持ち帰れたのだから悪くない1日だった。

来月早々にはDDVセンパイが、次いで翌月には俺が41歳になる。みんなこうして歳をとって行く。
取り返しのつかない一方通行の中で、心から楽しめる場を持てることは重要だ。
大事なものは本当に大事にし、余計なものはどんどん切り捨てる。
そんな風に進んで行きたいと思った。

さて、帰宅後に俺がやらねばならぬことといえば、まずは道具を洗うこと、次いでイカを捌くことである。

初日のメニューはマルイカの刺身とホイル焼き、
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アオリの皮と肝の湯引き、
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アオリのエンペラ・ステーキ
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の3品。

いずれも美味しゅうございました。

翌日はアオリの刺身を黒胡麻油と粗塩で、
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更に刺身で食べ切れない身をアスパラと一緒に炒めた。少量のオイスターソースがイイカンジ。
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不漁からアオリ船を止める船宿が続出しているが、俺はまだまだ釣り足りない!
キャプテン勇治がもう暫く粘ってくれることを祈るしかない。