釣りアレルギー…3/1開成フォレストスプリングス(書き直し編)

全国5万人の管釣りアングラーの皆さん(適当)、こんにちわ。
そして全国2000万人の花粉症の皆さん(これも適当)、こんにちわ。

両方当てはまる人が俺以外に何人いるのか全く見当もつかないが、これほどアイロニカルな状況って滅多にないのでないかという気がする。だって管釣りが一番楽しい時期に最も多くの花粉が飛ぶんだから!

さて、久々に丸一日釣りを楽しめる3月1日。この日は芦ノ湖の解禁日だし、各エリアは空いているのでは?しかし3/1の花粉飛散予報をチェックすると裾野市を含む静岡県東部は「非常に多い」。一方、神奈川県西部の予報は「多い」。ってわけで魚は渋くても相対的に花粉はマシだと思われる開成行きが決定した。

日記を紐解くと昨年は1月2月で実に12回も通っていた開成。しかし今年はこれが二度目だ。(去年が行き過ぎだったと言えなくもないが…)

さて、開門と同時に1日券を購入し3号池へ。いつのまにか水車ならぬ巨大なエアー・ポンプが2台設置されている。少しは活性があがるかな?
池を取り囲むアングラーはおよそ20人。この位の混雑ならストレス無く釣りができそうだ。
タックルをセットし、「朝一は光物」という村田師匠のお言葉を尊重し、師が最近好んで使っているスリム・スイマー3.5g純銀メッキからスタート!
いきなりガツン!
「え?」
渋いと言われる開成で、まさかまさかの1投目ヒット!しかも引きがいつになく強い!
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まるですそのの魚のように丸々太った中型レインボー。
まぐれとは言え悪い気はしませんな。

しかし、その2投後再び……
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2回続けばまぐれではなかろう。「一体どうなっちゃったんだ!?」昨年は屈辱のボウズを経験し、今年の釣り初めでは丸一日粘った末に僅か5匹という貧果だったここ開成で…。喜びよりも戸惑いが大きい。

後が続かなかったのでNOA2.6蛍光ピンクにすると…
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あっさり釣れちゃったよ!!!

同じNOA2.6のダイダイはどうかというと…
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仕事キッチリ!
サイズは大きいという程ではないが、どの魚もとにかく良い引きだ!気温が10度を超えた事で水温もトラウトの適水温になったのだろう。しかも越冬したトラウトどもは逞しさを増している。

アタリがなくなったので満を持して在庫僅かの貴重なパイロット・ルアー、NOA2.6サンスイ・オリカラを投入。レンジやリトリーブ速度を変えながら探っているとラインが張った!
“ジジジジジジジジジ~!”今までとは明らかに違うドラグの音、デカイ!
しかし「フッ」と消えてしまった重み。バレた…。ルアーを回収しようとハンドルを高速で巻くも妙に軽い。いや~な予感がするが…やっぱりないよ、ボクの大事なルアー!ノットのすっぽ抜けやアワセ切れが心配で最近は使用するタイミングを考えてこのルアーを投入しているというのに、ロスト率がやたら高い気がする。

……。若干へこみながらも同じ配色のCOMP2.3に変えて同じように探る。
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俺を慰めるつもりなのか、全く無抵抗で1匹のニジマスがネットイン。慰めるつもりなら少しは引けよ!しかしまだ8:15だというのに、前回釣果の5匹に早くも追いついてしまった。

そうそう、偏愛するALF2.7でも釣っとかないと。まずは大物狙いで赤。釣れないので続いてブラウンを投入。光の加減でラインが殆ど見えなかったがリールに重みが!アワセを入れるとヒット。
8:39
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8:46
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いずれも似たような感じでアワセが遅れたにも関わらず良型を連続でキャッチ。「俺、すげえ!」いやいや、明らかにノリの良いこの竿の特性の恩恵だろう。ここのところ毎回の釣行で感じるけど本当に良い竿だ。

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ALF2.7のカニミソ(これもサンスイ・オリカラ)に変えて1匹追加。

ALFへの反応が鈍ってきたところで鱒玄人にチェンジ。若干風が強くなってきたので2.9gを使用。パイロット的に使えるコンクリオアシスから始め、満月→ネガティブブルーとローテし、その後ラッシュ・クロゴキをチョイス。
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開成では久々にお目にかかるブラウン。

次に同桃色クラブに替えて探っていると、またもやリールに違和感を感じアワセを入れてみる。フィッシュ!途中までは難なく寄ってきた魚が突如右に左に大暴走開始!スレか?
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なかなかのサイズのニジマスがしっかりルアーを咥えていた。しかしすそのに勝るとも劣らないな、今日の開成の魚の引き味は。しかもまだ10時になっていないのに、気が付けば釣果は二桁に。

しかし10時を過ぎた頃から風が急速に強まり、いつの間にか“暴風”といえるような猛烈な風(しかも花粉入り!)が右斜め45度の方角から絶え間なく吹き荒れ始めた!ラインは煽られ、キャストするルアーは風に流され、更に水面が激しく波立ちルアーの着水点がよくわからない。はっきり言って釣りにならねえ!
オリエン4gを中心に重めのルアーを使って逆風に立ち向かう俺。『会社でも家庭でも逆風には慣れてるんだよ、俺はな!』と果敢に攻めるも、全く釣れない。
ここまで順調に釣果を伸ばしていたのに、1時間以上ノー・キャッチという暗黒花粉タイムに突入した。


11時過ぎ、オリエン4g消マホガンでブラウン追加。型は悪くなかったが、足元のかけあがり付近で掛かった為殆ど楽しめず。
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その後暫く粘るがコンディションに変化が無いので午前の部終了。ランチ休憩へ突入。
(ところでジャンバラヤとビールって合いますね)

さてさて、午後も同じような場所に釣座を構える。相変わらず暴風圏内真っ只中の為、引き続きオリエン4g消鹿志村イエローをセレクト。
何投かしていたらズンッ!という感じにリールが重くなった。竿を煽るとジジジジジジジジジジジジ~~~!とドラグがフル稼働!カーディフXT60XULで鹿島槍の暴魚どもに翻弄された時のように、完全に魚に主導権を奪われ寄せることもままならない!竿を握る右腕はパンパン、リールを巻く左手も疲労困憊だがとにかく巻き続ける!苦労の末にご対面した獲物は…





「ねえ、このヒレすごくな~い?」
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「ねえねえ、このエラもすんごくなあ~い?」
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「とにかくこの魚、でっかくなああ~~い?」(以上全て王様風で)
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傷一つ無い巨大ヒレピン・ニジマス。嬉しさの余り写真を複数撮ってしまった。が、リリースしようにも問題が…。決して小さくはないオリエン4gが完璧に丸呑みされていたのだ!プライヤーを口に突っ込むも、針まで届かない。強引に引っ張ったら魚は無事ではいられないだろうし、かといってスカリもクーラーも持っていない俺はキープできない。
苦渋の決断だったがラインをカットし、魚が自力で元気に泳ぎだすのを待ってからリリースした。そういえばいつだったかどこかで村田巨匠が「ラインブレイクなどでルアーが刺さったままになった魚は、シングルフックであればその後99%針を外す」とか何とか書いていたのを思い出す。こいつも無事に針が外れてくれればいいが…。

激闘がもたらした糸よれをヨリトレ~ルで戻し、スナップを結びなおして再びオリエン4gをチョイス。
暴風につきラインでアタリは取れないが、向こうアワセでヒット!
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本日No2の中々の大物なのだが、いかんせんさっきの大物の記憶が鮮烈過ぎて印象が薄い可愛そうな1匹。カラーは消オレンジだ。

相も変らぬ暴風、ラインを見る必要もない代わりに集中力を欠く雑な釣りが続く。
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鱒玄人2.9桃色クラブが再び仕事。
この魚を最後に、またまた長い沈黙に突入した。暴風に加え、朝から3号池には放流もないので魚がスレてきているのかもしれない。

3時を過ぎた頃から風が弱まる。しかし渋い状況に変わりがない。
記憶を辿って今日仕事をしたルアーでもう一度組み立てよう!って事でまずはスリムスイマー3.5純銀メッキ。と、いきなりラインが張った!が、やりとりの最中ブチッ!っとラインブレイク…。
スナップを結び直し、シルバー系のオリエンORをキャスト。これが正解ですぐさまヒット!
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しかし同じルアーで連発しにくいのも今日の特徴で続かない。
暫く色々試した後、強風の影響で出番が無かったプラグ類を試す。
表層系から始め、レンジを落としていく。へのじファイターMDに換えて1投目、いきなりゴツンと衝撃が!しかし、これまたやりとりの最中ブチッ!…。3.5lbラインなのに何で~?

プラグのワレットを見渡し似たようなクランクを探すと、相当前に購入したもののバラシが多くて完全に封印していたザウルスのモルラと目が合った。
『たまには使ってやるか…。』これがヨミ通り!しかも相当な大物が掛かったようで沈み込むような重い引き、なかなか寄らない!ランディングしてみれば午後一の大物には及ばないものの丸々太ったドナルドソンだ!重たいので魚がグッタリしているのをいい事にネットを置いてポケットの携帯をまさぐる。すると突如息を吹き返した奴は暴れて針をきっちり外し水中へと帰って行ったのだった…。
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写真:せっかく初めて良い仕事をしたのに獲物を写してもらえず呆然とするモルラ

4時を過ぎ、日が傾き始めたのでシルエット勝負と黒を試す。まずはオリエン4g消ブラック。しかし、何故かベールアームを返さずキャストしてしまい、またまたブチッ!とキャスト切れ。一体何個ルアーを失くしているんだ、俺は!?

ALFも蓮華も黒不発で、何の気なしに鱒玄人2.9ラッシュ・クロゴキを再度登板させる。このルアーって挿し色に最適!
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だって困った時にキッチリ仕事をしてくれるからだ。

気が付けば終了10分前。締めマスを釣って気分良く終えたい。
へのじファイター、モルラとピンクのクランクに反応が良かったのでオリエン4gの蛍光ピンクをセレクトしキャスト。と、着水とほぼ同時にヒット!結構引きは強かったのだが…
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本日最小魚をよりによってこの時間にキャッチ。

「いや!これで締めるなんていやよ!」
何故かオカマ的に身悶えしつつ鱒玄人3.7LDの九官鳥をチョイス、思いを託してロ~ング・キャスト!

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信じる者は救われるのか?サイズは大したことないが色物のブルックをネットイン。
ここで納竿とした。

(久々に文字数オーバーの為次の記事に続く)