ベースの調整

ある方の形見分けとして我が家にやってきたベース。

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しかしこれが曲者で、とにかく鳴らない。
配線を変え、POTを変え、ピックアップも変え、それでも鳴りが悪いので果ては塗装までやり直した。
かなりマシになったのだが、それでも満足する音が出ない。

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あれ?
もしかしてナットがイカれている?

そんな訳で土曜日、釣りを休んで久々に工房に持ち込んでみた。

ナットは減ってはいるが交換の必要はなく、私の弦の巻き方に問題があるだけとのお恥ずかしい診断でした。
滑りやすいフラットワウンドを張ったことも一因か?
あとネックの順反りが出ていたのでトータルで調整をお願いして終了。

最近はスタジオに全く持ち込んでいなかったのだが、あれれ、工房のアンプを通した音は非常に良質に感じたのであった。
工房のリペアスタッフからも、かなり良い音とのお墨付きを頂く。

ラッカー塗装に塗り替えて約2年。
ついに眠れる楽器が目を覚ましたか?

この楽器を鳴らすことは、なかば私の使命なのである。
近々バンド練習の際に持ち込んでみるとしよう。

*後日談
順反りを直し過ぎて逆反りが出たようで、その日の夜からロー・フレットがビビるようになった。
トラスロッドをいじってからネックが安定するまでは時間が掛かるようである。
やはり楽器のリペアは難しい。