2017年納竿・・・12/17野毛屋

土曜日の夕方、気象予報などを眺めていると、翌日曜日は北風が強そうである。

北風に強いのは相模湾、今シーズンの初アマダイにしようと思ったのだが、よくよく手帳を確認すると今回が私の釣り納めとなることが確定的であることが判明した。

釣行回数もその内容も悲惨だった2017年の釣りライフ、最後に有終の美をかざりたいところ。

コンディション云々は言っている場合ではなく、私は金沢八景に向かった。

イメージ 1


予報が悪いからか客は少な目、私は開店と同時に到着したのだがまだ右舷のミヨシが空いていた。
ラッキー!

しかしこれがラッキーでもなんでもないことを後に知る。

イメージ 2


平潟湾は穏やかなもの。
これは強風予報は杞憂だったかな、と思っていたのだが...。

イメージ 3


時化である。
しかも風は徐々に強まりついには大時化である。

時折船首から豪快に波を被る。

ミヨシは激しい上下動、体幹レーニングにはうってつけだが、これではタイラバの肝心要であるタッチアンドゴーがままならない。

タッチアンドゴーが適当でも成立するのはキャスティング、しかしこの風で釣座はミヨシ、とてもじゃないけど投げられない。

私は遊園地のアトラクションのような釣座で窮屈な釣りを続けた。
続けざるを得なかった。

信じる者は救われる。
私は己を信じてひたすらにリールのハンドルを巻き続けた。

イメージ 4


100gぐらいのチャリコが釣れた。
まるでカワハギのようなサイズである。

まぁいい。数は腕、型は運との説もある。
小さいながらも真鯛が釣れたということは、攻めかたは間違っていないはずだ。

私は己を信じてひたすらにリールのハンドルを巻き続けた。

イメージ 5


200gぐらいのチャリコが釣れた。
まるでウマヅラのようだ。

一般的にはタイラバで小型真鯛を釣ることは難しいとされている。
故に私の釣りには何等問題は無いはずなのである。
大鯛、喰ってくれ!

しかし無情にも時は流れ.....................。


【釣果】
7時15分出船、15時40分沖揚がり
真鯛、一応2枚(放流サイズ)
外道:ホウボウ

【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、ハリス:フロロ5号


【本日の総括】
「え?真鯛食べたことないから楽しみに待っていたのに、差し入れ無しですか?」

イメージ 6

~実家の新入り猫さん談

やっちまいました。
冴えない2017年の釣りを象徴するかのような冴えない釣り。
約10年に及ぶタイラバライフでせいぜい2枚ぐらいしか釣っていない手のひらサイズを1日に2枚も釣ってしまうとは、そしてキープサイズは触りもないとは、無念である。
外道のホウボウまで小さかったのは最早悪質なジョークの域であろう。海の神の意地悪っ!

イメージ 7


あれれれれれ?

しかしながら何故か我が家の台所には1kg程の食べ頃の真鯛と、イシモチがいる。
賢明な読者諸氏ならお分かりいただけるだろう。

未来ある若い真鯛を2枚も放流したことで、将来の真鯛資源の保全に努めたと海の神から褒美を頂いたのである。
ありがとう、海の神!

まぁ、こういう展開もある意味でとても野毛屋っぽいと言える。

イメージ 8


半身を並べて。

イメージ 9


炙りの完成!
とろけるような旨さである。

イメージ 10


イシモチ君は塩焼きに。

気を取り直してまた来年頑張ろう!