ちょいワルランチ・・・石ばし(江戸川橋)

弊社OBにして、私の船釣りの師匠にもあたるちょいワルH氏(仮名)と高級鰻店でランチ。

ちょいとした行き掛かりであります。

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入口からして雰囲気があります。

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メニューの表紙にはこのような断り書き。
どうやらいきなり山椒を振り掛けるのは不粋のようだ。今後気を付けるとしよう。

弱火でゆっくりと焼き上げるこの店、着席してオーダーしてから提供されるまで悠に1時間半はかかります。
引退したちょいワルH氏の時間は悠然と流れ、一方で中間決算に伴うあれやこれやで慌ただしい私は一瞬の現実逃避。

最近のちょいワル氏は船釣りよりも昔とった杵柄のフライフィッシングに夢中なのだとか。

さて、威厳ある特上の鰻はスマホを向けることを拒むかのようなオーラを放っており、気後れした私は撮影を自粛。

ただ、長い時間待つ甲斐のある極上の鰻はうっとりするような旨さであった。
待つ時間も、その間に花を咲かせる昔ばなしも、いずれも鰻の旨さを引き立たせる山椒のようなものなのかもしれない。
スローフードとは精神的な豊かさの象徴である。

遺言状にフライフィッシングのタックルはお前に譲るように書いておくから将来フライをやれとちょいワル氏。

既に船釣りに関しては氏から教わることはもう無かろうと思っていたが、相変わらず釣りの師匠であることには変わりないようだ。