限定地獄・・・荒木屋(蒲田)

海の日を含めて三連休。
ここのところ土日いずれかに必ず仕事が入っていたこともあり、私にとっては連休自体が4週間ぶりである。

すっかり遠退いていた釣りに、少なくとも二回は出掛けなければなるまいと張り切っていたのだが、なんと金曜日の夜に年甲斐もなく朝まで遊ぶという愚行を犯し、とは言えこの付き合いの悪い私が朝まで帰りたくないと思うような素敵なメンバーに囲まれた素敵な夜だったので、最高に楽しかったのだからやむを得ない。
今は休業中だが私の敬愛するアーティスト、新進気鋭の女流映画監督、その仕事ぶりに感服することしばしの弊社のプロデューサー(ちなみに我らがバンドのリーダーである)、それに私だ。

しこたま飲んだ後に勢いでリハスタに雪崩れ込んでの即興演奏3時間。
そりゃー朝まで遊びますよ。

そんな訳で土曜日は一日グロッキー、唯一した生産的なこととは洗濯と、前夜の興奮を持続した楽曲作りのみだ。

日曜日になってようやく体調が回復した(嗚呼、この回復力の無さよ!)ので朝イチから蒲田へと向かいます。
大変に前置きが長くなったが、最近地獄のような勢いで新作メニューをリリースし続ける蒲田荒木屋、受けて側も地獄の気合いをもって行列に加わらなければどんどん伝説を食べ逃すこととなる。

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今日も未食の限定アリ。逸る心をビールで鎮めて着丼を待つ。読みかけの本がちっとも頭に入らない。

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「こちらゴマだれになりまーす!」
と先に氷入りの(心憎い気遣いだ)タレが提供。そして、

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ゴマ辛冷やし中華、麺硬め、追加チャーシュー1枚。

ゴマだれと冷やし中華が合わないわけがない。
ゴマだれは酢の酸味とラー油の辛味が抑えられ、具材の旨さと麺の旨さを引き立てる秀逸なもの。
渾然一体となった奇跡のマリアージュに酔いしれ、嗚呼、ビールがもう一本欲しいところだ!

無我夢中で完食。間違いなく私の人生における冷やし中華の最高峰であった。

ごちそうさま。

店を出ると角を曲がった先までおよそ20人が列をなしている。
キャパ10ぐらいの店なので20人というと2回転分に相当、最後尾のかたが入店できるのは恐らく2時間後であろう。

開店初日から訪問したオリジナル荒木屋ラヴァーとしてはあまりにも人気が出過ぎることは大変に困るのだが、愛する美味しいラーメン屋が多くの方に支持されることは嬉しくもある。

とりあえず私は今後も折に触れて通うのみである。