オーバーホール

真鯛釣りでのみ使っているリール、スプールの回転が滑らかさを欠き底立ちを取りにくくなってきたので年末にオーバーホールに出した。

タイラバという釣りはリールをひたすらに巻いては落とすという単純作業の果てしない繰り返しであり、リールに掛かる負荷は強い。
従って私がもっとも重視するのは剛性感、次いでドラグの信頼感である。

このRYOGAというリール、剛性感のやたらと高いボディ、細かい設定が出来る上に強いドラグ性能と真鯛相手では一番安心して使えるのであるが、若干繊細な部分もあるようだ。

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先代は度重なるクラッチの不具合に悩まされたので、海水の侵入を完璧に防ぐというマグシールドという機能を搭載したこの新型が出たときには迷うことなく(とは言え冬のボーナスを待って)購入した。

それから約1年。
真鯛でしか使っていないので恐らく使用回数は15に満たないであろう。

診断の結果はベアリングが一つ死亡、メインギアにガタがあるとのことだった。

マグシールドという機能は、眉唾物的な要素もあると考えた方が良いのかもしれない。

しかしながら状態が良い時のRYOGAに敵うリールに未だ私は出会った事がなく、思ったより繊細で傷つき易く、多少誇張癖のある自己愛性人格障害を患っているこのリールを、暫くは真鯛釣りの相棒として付き合っていく覚悟である。