2016年初真鯛…1/11野毛屋

昨年同様、年が明けても真鯛の季節が続く野毛屋釣船店・第二忠丸。
2016年、ここまで3戦していずれも微妙な釣りをしてしまった釣りバイオリズム低迷中の私は、拭いきれない一抹の不安を抱えてはいたが、避けては通れぬ道なので覚悟を決めて乗り込んだ。

初戦の戦闘席は左舷ミヨシ2番手。
風は終日北東の予報なので午後の上げ潮が勝負時だが、早く楽になりたい私は潮上になる午前中はキャスティングを中心に攻めてみた。

釣れなかった。

午後になると、潮時表通りに上げ潮が流れ始めた。

釣れなかった。

徐々に上げ潮が早くなってくると、船中あちこちで真鯛が上がり始めた。

私にもアタリはあるのだが、針に掛からない。

私は諦念に支配された。
諦めたら決して釣れないタイラバで、私は諦念に包まれた。

昨年末、私は1万円分以上溜まっていたプロショップSANSUIのポイントをうっかりと失効させてしまった。
そして年明け、私は15,000円分ほどコツコツと貯めてきた上州屋のポイントカードを紛失した。

神が私に釣りを止めろと言っているのかもしれない。

しかし私の背後には形而上学的存在であるところの神よりも恐ろしい現人神、キャプテンUGが鎮座しているのだった。

私は諦念が表出することのないよう細心の注意を払ってヤル気満々の演技をしながら、リールのハンドルを虚しく巻き続けた。

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【釣果】
7時15分出船、16時沖揚がり
真鯛2枚(いずれもキロ未満)
 
 
【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号
 
<キャスティング> 
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO TWIN POWER MgC3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号


【本日の総括】 
陽が傾いてきて私の心も斜陽となった頃、不意に弱々しいアタリが到来した。

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小さいながらも本命が2枚、土壇場で釣れたのであった。
嬉しいよりもホッとした。いや、安堵感が大きすぎて喜びを感じる余裕など無かったといったところか。

船では3.3kg、3kg、2.8kg、2.7kg等の大型も顔を出していたので、本命の顔を見たとは言えそこはかとない敗北感も感じていたのだが、これは年末の大釣りの記憶が私を贅沢にしているのだろう。

2016年真鯛戦線は白星スタート。
充分である。

ことしも真鯛と縁のある年となりますように。