メチャ悪オヤジと干物アジ

中羽アジ主体に時折特大アジも混ざるというサイズに恵まれた8/16のメチャ悪I氏追悼アジ釣り。

このサイズのアジは刺身で食べ切れなかった分は全て干物にしたい。

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丁寧に下処理してから塩水に浸すこと30分。気温高めにつきピチットシートに包んで冷蔵庫で一晩干したアジは、脂の乗り良く旨味が凝縮された極上品。

市販品のようにカラカラになるまで干さないから身はふわふわ、塩加減も控えめなので素材の味がダイレクトに伝わる。

ずっと避けてたけどやはりアジ釣りは海釣りの基本なのだと改めて思う。

そういえば生前、メチャ悪I氏がアジの干物作りにハマっていたことを思い出す。
「あれは本当に旨いで。今度一緒に行こうや。」と満面の笑みで誘ってくるメチャ悪氏に対し、当時はスマート・ルアー・アングラーを自称していた私は「魚屋で安く売ってる魚を釣ってどうする」とか、「コマセ釣りは臭い」「そもそもコマセを撒く時点で釣りではなく漁だ」などと言って取り合わず、結局一度も一緒に行かなかった。

悪いことをした。

彼は私にアジ釣りの楽しさと、東京湾金アジの旨さを伝えようとしていた訳で、やはりその歓びは分かち合える内に分かち合うべきであった。

私はこの先ゴルフなどというおぞましいものに誘われても決して手を染めるようなことはしないが、釣りに関してはハードルを下げてあれこれ出来る限りは挑戦しようと思う。

人生は短い。

迷いの無い好きなものを見つけたら、出来る内に出来ることを全力でやるべきだとメチャ悪氏を思い出しながら私は強く思うのである。