ネーミング・ライツ・・・蒲田荒木屋

釣りに行けない休日のブランチとして定着してきた感のある蒲田の元祖旨辛系タンメン荒木屋。

夕方から仕事が入っていたこの土曜日も当然開店と同時に店内に雪崩れ込む。

何を食べてもハズレなどないことは充分に理解した。
よってこの日は未食のメニューに狙いを定めて冷し味噌野菜。
ビールを飲みながら着丼を待つ優雅さが堪らない。

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これだけでお腹一杯になりそうなたっぷりの野菜、中本より数段上回るコクの旨辛いスープ、適度なコシのある極上の麺。
あまりにも完璧過ぎる程に完璧だ。

ところで「蒙古タンメン」や「北極ラーメン」などの中本定番メニューに相当する料理はそれぞれ「味噌麻婆麺」や「大辛肉味噌麺」などのように独自の呼称を採用しているのに、この冷し味噌野菜や、味噌卵麺、からふと丼などのように漢字やカナ表記に多少の違いはあっても全く同じ呼称を採用しているメニューもある。

これは勿論メニューの呼称を考えるのが面倒になってまんまパクってしまった可能性もあるのだが、個人的には中本時代に荒木店長自らが考案したメニューに関しては自らがオリジナルだという矜持からネーミング・ライツをそこはかとなく主張しているのだと理解している。

まあ何でもいい。
名前など所詮名前に過ぎないのであって、本質が宿るのは料理そのものなのである。

間違いないのは荒木屋で提供される全ての料理は魂のこもった血の通うホンモノであるということだ。

止められない、止まらない!
いや~ん、太っちゃう!