緊急雛祭釣行・・・3/3千鯛丸(千倉)

限界だ。

私は月曜日の夕方に急遽翌日の休暇を強奪した。

殆ど思い付きのような休暇の取得は、会社員としてはいささか問題があるのかもしれない。
しかし私の心の安寧は会社にとっても大事なことなのである。

と自己正当化をしてから千倉の和み系ユルキャラ先頭に緊急予約電話を入れた。

「時化が続いた後だからねえ~、な~んにも釣れない可能性もありますよ~。」

己の商売よりも客の満足度を重視するこの姿勢、ユルい口調とは真逆の強い男気を感じずにはいられない。

私は迷うことなく釣座の確保をお願いした。

私の目的は空いた平日の船に乗り凪いだ海の上でノンビリと釣りを楽しみリフレッシュすること。
釣果など二の次三の次なのである。


しかし、海の神は私に試練を与えた。

予報とは異なる北東の暴風が7時頃より吹き荒れ、海は外房ならではのぐでんぐでん状態に!

しかも悪いことに私の釣座は左舷ミヨシ。
船の上下動にあわせて竿を調整するのだがどうも仕掛けが安定していないようだ。

船頭の予言通りの底荒れでアタリ自体少ないのに、そのアタリを食い込ませることが出来ず歯形のついたイワシが時おり上がるだけの厳しい展開。


ううむ。釣果は二の次とは言えETC割引の無い平日の高速料金を払ってまで千倉にやってきたのだ、ボウズはなんとしても避けたいところ。

「ソゲでもいい、どうか神様釣らせてください!」

私の謙虚な祈りはどうやら海の神に届いたようだった。


 
【釣果】
6時出船、11時30分沖揚がり
ヒラメ(ソゲ)1枚
外道:マハタオニカサゴカサゴ、イネゴチ
 
 
【タックル】
ロッド:DAIWA 早舟ヒラメ M-270
リール:DAIWA SALTIGA-Z30L
ライン:PE3号、リーダー:フロロ40lb
 
【本日の総括】


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本命はカレイのようなソゲ1枚に終わってしまったものの、30㎝級のカサゴ、40㎝超えのオニカサゴ、そして極めつけはマハタ1.5kg\(^o^)/

高級魚が揃い踏みで結果オーライ!

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見よ、この6日寝かせたマハタの身の美しさを!


釣りとは根本的に命のやり取りだ。
無駄な殺生はするべきではない。

職業漁師でない上に家庭を持たない私は、自分が食べる分だけ釣れば充分なのである。