2014年初ルアー…1/4TW
今、私にはどうしても釣りたい魚がいるのだ。
それは昨年の納竿釣行で2回ヒットさせるも顔を拝めなかった旬の激旨ターゲット、寒鰆。
旨い旨いとは聞いているものの釣ったことはなく、おまけに釣期は非常に短い。
あと一歩のところまで追いつめたのなら、釣り上げとかないと年を越せないでしょう!
もう越しちゃったんだけどさ。
釣りの中休みの1月3日夕方、翌日の釣りモノは何にしようかな~と馴染みの船宿のHPをチェックしていたら、恐ろしい釣果に遭遇した。
「サワラ竿頭9本、船中6人で17本、ボウズなし!」
えええっ!
凄まじいボイルがそこかしこで発生、トップでもジギングでも釣れたようである。
…。
ごめんよ、CP-UG!
アオリは次回に持ち越し、釣期の短い寒鰆を先に狙わせて貰います!
5時半に河岸払いした船は一路鴨井沖を目指す。
前日の爆釣ポイントである。
何でも朝早いうちがチャンスタイムらしいのだが…。
現場を暫く探索していると小規模ながらも鳥が集まり始めた。
ボイルは発生していないけど「そこかしこにサワラは居そうだから四方八方に投げて下さい」と船長からアナウンスがあって実釣開始。
ヒラマサ用ジギングロッドにキメジ狙いのリールはツインパワーSW8000にPE4号のオーバースペック。
しかし大は小を兼ねるので、アンダーパワーのタックルで攻めるよりも安心感がある。
疲れるけど…。
最初のポイントで120gのジグを投げまくる。
キャストして着水後20m程沈めてから斜め引き。
早朝はサワラは浮き気味のことが多いそうで、魚が居そうなレンジを長く引く作戦だ。
何投目だっけな?
多分4投か5投、本当に開始直後だ。
適当にフォールさせてハンドルを巻きベールアームを返した瞬間に
“ズドン”
「喰った~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
計ってないけど体感的に1.5㎏以上は締めているのにドラグが滑る。
予想以上に強い引きだ。
タモをもって駆け付けた船長が
「サワラは船見ると暴れるから気を付けて!」とアドバイスをくれる。
強引に巻いてしまう方が良さそうだ。
強いタックルで良かった~。
道糸を全て巻き取り5mのリーダーが結束部が見えてきたところ本当に魚が船下に突っ込んだ。
竿を立てて強引に魚を浮かせる。
船長が素早くタモを入れ無事にランディング!
やった!
フックは口ではなくボディに掛かっていた。
完全なスレ掛かりである。
どうりで引きが強い訳だよ。
喜び半減、ラッキーで釣れてしまったという感じがするけれども人生初の寒サワラ、素直に喜ぶとしてさあ2本目!
しかしドラマはここまででしたね。
前日のようなスーパーボイルが発生するまでに至らず30分ほどで鳥山は完全に消滅、その後ジギングで狙うもヘヴィ・タックルでワンピッチ・ジャークを続けるのもかなり疲れるものでして、直ぐにタイラバに切り替えた。
しかし真鯛の活性は激低。
ホウボウとシーバスが釣れたのみでタイムアップとなった。
【釣果】
5時30分出船、13時沖揚がり
サワラ 1本(2.3㎏)
5時30分出船、13時沖揚がり
サワラ 1本(2.3㎏)
(外道:ホウボウ、シーバス)
【タックル】
<サワラ・キャスティング>
<サワラ・キャスティング>
<サワラ・ジギング>
ロッド:Abu Garcia SALTY STAGE KR-X SJS-57/210
リール:SHIMANO TWIN POWER SW8000HG
ライン:PE4号、リーダー:フロロ60lb
ライン:PE4号、リーダー:フロロ60lb
<タイラバ>
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号
【本日の総括】
前日ヒット40発以上、キャッチ17本と釣れ盛ったサワラもこの日は船中4本のみ。
しかし反面良型揃って最大サイズは4.3kgもあり、その姿たるや獰猛そのもの!
2.3kgの獲物は船中最少サイズであったけれど、まぁ釣れて良かったというべきだろう。
スレ掛かりで引きが強かったことを差し引いてもかなりパワーのある魚、キャスティング・タックルはシーバス用かシイラ用で迷った末にシイラ用を持ち込んだけれど、シーバス用ならば船下に潜られてラインブレイクとかありそうだ。
やり取りを楽しむよりも、パワーファイトで一気に寄せるのが向いている。
そんな訳で我がジギングタックルもいささかオーバースペックであることは否めないものの、あながち的外れなセッティングでもない気がしてきた。
4kgクラスが掛かったら、むしろこのタックルが適正と言えるのかもしれない。
さて初めてのサワラ料理。
グルメな船長に皮目が旨いから皮を引かずにバーナーで炙ると旨いと教わり早速炙っちゃいました!
炙ると皮目から脂が噴出してくる感じ。
一方で身の脂のノリ具合はタチウオのような下品さはなく、甘味と豊かな旨味が感じられて絶品!
いや~、旨い魚は食べ慣れているつもりだけど、これは他に類を見ない旨さですね!
2.3kg1本では物足りないかと思ったけど、半身を実家に差し入れて、残る半身で刺身(炙り)と味噌漬け仕込んだらもう充分な量であった。
可食部分が多くて歩留りの良い魚ですね。
釣期の短い寒サワラ、チャンスが続いているうちにもう一度狩りに行くとしよう。